ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2023.5.3 10:07

憲法と真心

本日5月3日は自宅にシロアリが発生した記念日であり…
憲法記念日ということだけど、
きょうの西日本新聞の朝刊には、
赤塚不二夫と法学者の共著『日本国憲法なのだ!』から、
「世界のみなさん日本はもう戦争はいたさないのだ!」
というバカボンのパパのセリフが引用されて、
9条護持が願われている。

赤塚不二夫は満州引き揚げ組で、特務警察官だった父親は、
生活に困窮する中国人の部下にやさしかったため、
敗戦後も現地で嫌われることなく、米や砂糖を分けて
もらってしのいでいたらしい。
「敵も味方も同じ人間、こちらに真心さえあれば必ず相手に
通ずるというのが父親の人間観だった」という。
そういう特殊な環境で子ども時代を過ごして、
父親を尊敬していれば、世代的にも、以降の人生で、
「9条という真心」で戦争は防げるという思い込みに
傾いていくのは仕方がないのかもしれない。

ところが、世界はまったくそのようにはなっていない、
という現実を認識しなければならない。
憲法は真心ではないし、
皇統問題を通して「保守」とされる人々から飛び出す
言葉にはまったく真心はないし、
「リベラル」とされる人々は、たかだか風邪ウイルスに
感染しただけの人々を隔離し、国民を管理したがり、
真心どころか自由を放棄しようとしてくる。

5月27日(土曜)開催の「関東ゴー宣道場」では、
切通理作氏宇野常寛氏をゲストに迎えて、
「保守とリベラルの間」〈憲法と平等〉
をテーマに
日本の現状を見据えながら、徹底議論!

当日は、ぜひ会場にお集まりを。
応募は早めに済ませてください。

応募はこちら!

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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